ウガンダ大統領、欧州の気候変動対策は「二重基準」
11月 10, 2022 21:32 Asia/Tokyo
ウガンダのムセベニ大統領は9日、「欧州の気候変動対策にはアフリカに対する二重基準と偽善が存在する」と非難しました。
ムセベニ大統領は、エジプト・シャルムエルシェイクで開かれているCOP27・国連気候変動枠組み条約会議についてブログを更新し、ウクライナ戦争に端を発するエネルギー危機を受け、欧州が石炭火力発電所への回帰を進める一方、アフリカ諸国には化石燃料を使用しないよう要請していることを非難しました。
ムセベニ氏は「欧州が気候変動を達成できないために、アフリカの発展が犠牲にされることがあってはならない」として、「欧州がアフリカの化石燃料を自らのエネルギーに利用することを目論見ながら、アフリカには同様のことを認めないのは道徳的に破綻している」と非難。欧州諸国は「恥知らずな二重基準と偽善をやめる必要がある」と訴えました。
アフリカ諸国の首脳は今回のCOP27で、アフリカ大陸で既に現れている気候変動の影響について警告しています。