中国政府、「アメリカは、中国とチベットの問題に干渉すべきではない」
6月 19, 2016 22:14 Asia/Tokyo
中国の王毅外務大臣が、アメリカのケリー国務長官と電話で会談し、「アメリカ政府は、中国の内政とチベット問題に干渉すべきではない」と語りました。
ロイター通信によりますと、中国外務省は、「王外相は、ケリー長官との電話会談で、アメリカ政府に、中国の内政とチベット問題に干渉しないよう求めた」としました。
中国外務省の声明では、「ケリー長官もこの会談で、チベットに対するアメリカの政策に変更はないこと、アメリカ政府は今後も、チベットを中国の領土の一部とみなし、その独立を支持しないことを強調した」とされています。
この電話会談は、オバマ大統領が、ホワイトハウスで、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世と会談した後に行われました。
中国は、この会談は中国とアメリカの関係を損なうとしていました。
中国は、ダライ・ラマ14世を、分離主義思想を持つ危険人物と見ています。
中国とアメリカの関係は、南シナ海の領有権問題を理由に、この数ヶ月、悪化しています。
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