欧州議会副議長の汚職事件に、ヨーロッパで多くの反響
12月 13, 2022 16:57 Asia/Tokyo
ギリシャが汚職事件の捜査で逮捕された欧州議会のエバ・カイリ副議長(44、ギリシャ出身)の資産を凍結しました。
ベルギー警察は10日土曜、欧州当局者の財政汚職に関するベルギーの捜査の一環として、カイリ副議長と2人の欧州議員の事務所を差し押さえました。
ベルギーの検察官は、ペルシャ湾岸のある国が「欧州議会の政治・経済的決定に影響を与えようとしている」試みについて、数か月前に捜査を開始していました。
一部のヨーロッパのメディアは、この事件はカタールに関連していると報じていますが、カタールの当局者は先週、同国政府に対する一切の疑惑を否定しました。
フォン・デア・ライエン欧州委員長とジョセップ・ボレルEU外務安全保障政策上級代表は、EU欧州連合の金融汚職に対するベルギーの調査を「懸念すべきものだ」と述べました.
なお、フォン・デア・ライエン委員長は、独立した道徳機関の設立を提案しています。
汚職で告発されているハンガリー国民党のオルバン首相は、「欧州議会での汚職事件は遺憾である」として非難しました。
ギリシャは、ベルギーで逮捕され起訴された 4 人のうちの 1 人であるカイリ副議長の資産を凍結しています。