ドイツ政府関係者、「国が破綻の危機にある」
(last modified Sun, 25 Dec 2022 07:20:56 GMT )
12月 25, 2022 16:20 Asia/Tokyo
  • ヴォルフガング・クビッキ・ドイツ国会副議長
    ヴォルフガング・クビッキ・ドイツ国会副議長

ドイツ国会副議長が、「過剰なエネルギー費用により、わが国は破綻の危機に瀕している」と語りました。

ヴォルフガング・クビッキ・ドイツ国会副議長

 

西側諸国とその同盟国は、2022年2月24日にウクライナで勃発した戦争を理由にロシアに制裁を課して以来、エネルギー価格の高騰に直面しています。

ウクライナ危機とそれによる対ロシア制裁は、世界全域における供給網の混乱とエネルギー価格の上昇を引き起こしています。

EU最大の経済大国であるドイツも、他の多くのヨーロッパ諸国と同様に深刻なエネルギー危機に直面しています。

ヴォルフガング・クビッキ・ドイツ国会副議長は24日土曜夜、同国の新聞ビルド・アム・ゾンタグとのインタビューで、「わが国は、エネルギー危機に対処できない場合、破綻した国として機能しなくなる危険がある」と語りました。

また、「インフラ、統治方法、エネルギー価格に関して、適切な措置を講じる必要がある。そうしなければ、状況が悪化するかもしれない」と述べました。

ロシアからのドイツのガス輸入は、去る9月のノルドストリーム天然ガスパイプラインでの爆発発生以来、停止されています。ドイツは、ノルウェーからガスを購入し、ベルギーとオランダからのパイプラインによる輸入を増やすことで、天然ガスの供給の多様化を目指しています。

ロシアはかつて、ドイツの天然ガス需要全体のほぼ55%を供給していました。

 


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