英経済研究所、「2023年の世界経済は停滞へ」
12月 26, 2022 17:37 Asia/Tokyo
イギリスの経済研究所ビジネススタンダードの報告から、2023年の世界経済が停滞・不況の方向に向かうことが予測されています。
ビジネススタンダードは、インフレに対処するために各国の政府が国債・借款を増やすと、一部の国の経済が縮小し、これにより来年世界が景気後退に陥ると警告しています。
同研究所によりますと、世界経済の規模は2022年に初めて100兆ドルを超えましたが、この傾向は2023年には止まるということです。
この経済研究センターのケイ・ダニエル・ノイフェルド所長は、「金利の上昇により、来年の世界経済は不況に陥る可能性がある」との予測を示しました。
この研究所の報告ではさらに、「世界のインフレへの対処はまだ成果をあげていない。また各国の中央銀行は現在の政策を変えておらず、甚大な経済的影響にもかかわらず、2023年にも金利を上げ続けると予測される」となっています。
なお、IMF国際通貨基金は去る10月、「世界各国の経済の3分の1以上が縮小しており、2023年に世界のGDP国内総生産成長率が2%未満になる可能性はわずか25% である」と警告しました。
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