米紙「NYバッファローでの大雪による死者数増は、貧困や人種差別が原因」
12月 31, 2022 19:14 Asia/Tokyo
米紙ワシントン・ポストは、「ニューヨーク州バッファローでの寒波・大雪の悲惨な被害により、貧困、経済・人種的不平等がいつの時代にも増して露わになった」としました。
バッファローでは過去40年で最悪の大雪に見舞われ、それにより略奪も発生しています。
ワシントン・ポスト紙は、「バッファローでは、貧困、食料不足、粗悪な住宅、政府系投資の不足といった構造的問題のせいで、労働者や黒人、ヒスパニック系が住む地域で大雪による被害が深刻になっている」と記しています。
そして、バッファローにおける社会的・経済的不平等を批判し、こうした不平等により市内での二極化がこれまでになく激化しているとしています。
また、市当局による大寒波対応にバッファロー市民が不満を持っているとし、「裕福な白人層が住む郊外では、大雪対策がなされていた。市の責任者らは、こうした地域を重点的に対策をとっていたようだ。電気や道路もこれらの地域ではより急速に復旧した」といった声を紹介しています。
バッファローでは全米でも最も貧しい市のひとつとされ、未だに人種差別が根強く残っています。
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