バイデン米大統領、「我々の民主主義では何も保障されていない」
1月 07, 2023 20:47 Asia/Tokyo
バイデン米大統領が、2021年1月6日の同国国会議事堂襲撃記念日に際して、「米民主主義については、全く何も保障されていない」と語りました。
2021年1月6日、トランプ前米大統領の支持者らが同国大統領選の結果に抗議し、首都ワシントンDCにある国会議事堂を襲撃した中で5人が死亡し、米議会は大混乱に陥りました。
イルナー通信によりますと、バイデン大統領はこの事件の記念日にあたる米時間の6日金曜、「我々はアメリカ史上の転換点を迎えている。1月6日は、アメリカの民主主義では何も保障されていないことを我々に思い起こさせていると述べています。
同時にバイデン氏は、「様々な意見の相違はあれど、アメリカには扇動や政治的暴力の場所はないと、我々は声を揃えて言う必要がある」と主張しました。
注目すべき点は、当時の議事堂襲撃者らが、選挙人団の結果を押収したり、米国のトップ政治家を人質に取るといった目標を達成しなかったものの、それによる政治的混乱がいまなおアメリカで続いているということです。
この日の出来事を調査するため、アメリカ下院から選ばれたメンバーらで構成された「1月6日」という名前の委員会が結成されました。
1年半にわたる調査の後、この委員会は議事堂の建物への襲撃をめぐる調査の完全な報告書を発表し、2021年2月に上院がトランプ氏を無罪としたにもかかわらず、同氏を有罪だとしました。
2,021年1月6日のこの事件では、数千人ものトランプ支持者らが米国議会議事堂の建物を襲撃し、略奪しました。
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