ベラルーシ大統領、「欧米の制裁、災い転じて福となす」
2月 01, 2023 15:57 Asia/Tokyo
ベラルーシ大統領が、欧米諸国の制裁という災いを転じて福とせしめる、との見解を表明しました。
フランス通信によりますと、ジンバブエを訪問しているベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領は1月31日火曜、西側諸国に科された制裁のおかげで両国の距離が縮まったと述べ、ジンバブエが「必要とするものすべて」を支援すると約束しました。
また会見で、「ベラルーシとジンバブエへの制裁は、害悪だけでなく恩恵ももたらした。制裁を受けていなければ、ジンバブエは今も欧米と貿易を続け、天然資源を売っていたかもしれない」、「しかし、今は制裁のおかげで、ジンバブエはベラルーシと貿易している。わが国もジンバブエと取引できるのを喜んでいる」と主張しました。
さらに「私たちがアフリカに来るのは、平和と科学技術をもたらすためで、破壊のためではない」としました。
ベラルーシは、農業の機械化を目指すジンバブエに6600万ドル(約86億円)規模の支援の一環として、トラクターとハーベスター(収穫機)数百台を提供しています。
欧米の制裁をものともしないこうした行動は、おそらく欧米にとっては予想外と見られ、欧米の制裁下にある国々の動向は今後注目に値すると思われます。
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