仏誌シャルリーエブドが、トルコの地震被災者をも風刺対象に
-
仏誌シャルリーエブドが、トルコの地震被災者をも風刺対象に
様々な事柄に対して非人道的な行動を続けているフランスの雑誌・シャルリーエブドが、今回発生したトルコでの地震も風刺画の題材にしました。
シャルリーエブドはこれまでにも、イスラム教コミュニティやイスラム教徒の神聖視するものを侮辱する風刺画を掲載してきましたが、今回はトルコでの地震を題材とした絵を載せて、「トルコで地震、戦車を送る必要なし」と書き添えました。
「今日の絵」として同誌のツイッターページに公開されたこの風刺画は、SNSやトルコ社会から多くの反応をもたらしました。
一部のSNSユーザーは同誌の添えた文言について、「トルコ人が地震で大勢亡くなったことから、もはや彼らを殺すために戦車を送る必要がない」という意味だと受け取っています。
他のネットユーザーも、この風刺画を掲載したシャルリーエブドは、「トルコは、フランスから戦車を受け取ることなしに、ウクライナのように戦場になった」と伝えようとしたとしています。
トルコ人のツイッターユーザーの1人であるオミットさんは、同誌の編集者らに向けて、「これを笑いや言論の自由のため(に掲載した)と考えているなら、あなたたちは完全に間違っている!」と投稿しました。
別のトルコ人のオズノルさんも、ツイッターで「なぜあなたは今、トルコの人々の全ての苦難を嘲笑することができるのか。瓦礫の下で助けを待つ子どもたちがいるのにこんな行動を取るのは、本当に人間性に欠けているに違いない」としました。
ツイッターではさらに、トルコ人のミルフィさんが、「これは言論の自由などではなく、単なる憎しみだ!この行動は、信念や人種に関わるものではなく、あなたたちの人間性の欠如からきている。!恥を知れ!」と非難しました。
この風刺画をめぐっては、ヨーロッパ出身のサイモンさんもツイッターで、同誌の責任者らに対して「あなたがたの人間性はどこにあるのか?私たちは地震で被災した人々を嘲笑などしない」と語りかけています。