米ミシシッピ州で銃撃、6人死亡 52歳の男を逮捕
2月 18, 2023 20:25 Asia/Tokyo
アメリカ南部のミシシッピ州で17日、銃撃事件があり、6人が死亡しました。
イルナー通信によりますと、ミシシッピー州北部のアーカバトラ村で17日金曜、銃撃事件があり、6人が死亡しました。
保安官事務所によると、事件を起こしたのはリチャード・デール・クラム容疑者(52)で、第1級殺人の罪に問われています。
クラム容疑者はアーカバトラにある店舗の駐車場に車を止め、隣の車に発砲して、運転手を射殺しました。車内にいたもう1人は無事でした。その後クラム容疑者は、いったん店内に入った後、車で元妻の自宅に向かい、元妻を射殺しました。また、この家にいた元妻の婚約者に暴行を加えました。
メリカの銃犯罪を追跡する非営利団体によると、全米で4人以上が被害に遭う銃撃事件は今年に入り73件目です。
15日水曜に公表されたアメリカの調査会社・ギャラップ の最新の世論調査によりますと、最近の銃撃事件をうけて、多くの国民が現状に不満を感じています。
同調査では、回答者の63%が、米国における銃規制に関して不満を抱いていることが示されました。この割合は過去7年間で最も高い数字です。
公式統計によりますと、米国内にはおよそ2億7000万から3億丁の銃器が出回っています。これは国民一人当たりほぼ1丁の武器を持っている計算になります。
全米各地では、武器携帯が自由であるために毎日のように銃犯罪が起こっており、その大半で死者が出ています。しかし、銃ロビー団体の力が非常に強いことから、米議会は武器所有を制限するには至っていません。