欧州ガスパイプライン破壊工作に関する決議案が安保理に提出
2月 18, 2023 20:33 Asia/Tokyo
ロシアのドミトリー・ポリャンスキー国連次席大使が国連安保理に対し、欧州・ロシア間天然ガスパイプラインであるノルドストリームへの破壊工作の調査に向けた決議草案の提出を明らかにしました。
ロシアのドミトリー・ポリャンスキー国連次席大使が国連安保理に対し、欧州・ロシア間天然ガスパイプラインであるノルドストリームへの破壊工作の調査に向けた決議草案の提出を明らかにしました。
昨年9月26 日、ロシア産ガスをバルト海経由でヨーロッパに輸出するガス パイプライン・ノルドストリーム1および2で爆発が発生しました。
イルナー通信によりますと、ポリャンスキー次席大使は、「わが国は17日金曜、ノルドストリーム1・2に対する破壊行為の調査を目的とした国際委員会の設立に関する決議草案を安保理に提出した」と語りました。
ロシアによる決議案提出をうけて、22日に安保理会合が開催されることになり、来週中にも同決議の採決が行われる可能性があります。
ノルドストリーム爆発に関しては、米ジャーナリストのシーモア・ハーシュ氏が最近、「NATO・北大西洋条約機構の軍事演習・バルトップス22に参加していた米海軍のダイバーが、ノルドストリーム1・2の水中ガスパイプラインに爆弾を設置した」と報じました。また、「事情筋によると、昨年6月に米海軍のダイバーが遠隔操作で爆薬を設置し、その3か月後にノルドストリームの4つのパイプラインのうち3つを破壊した」としています。
ハーシュ氏によれば、この作戦の決定はバイデン米大統領によって下されましたが、ホワイトハウスはこうした暴露内容を否定しています。