米NY裁判所前で、トランプ氏支持派と反対派が睨み合い(動画)
ドナルド・トランプ前米大統領が罪状認否に臨んでいるニューヨーク市マンハッタンの裁判所の外で、トランプ氏の支持派と反対派が集結しました。
国際通信イランプレスによりますと、ニューヨーク検察庁はトランプ氏が長年不倫関係にあった元ポルノ女優、ストーミー・ダニエルズさんに対し、2016年大統領選挙への影響の恐れから、口止め料として、弁護士を通じて13万ドル(現在のレートで約1700万円)を手渡したとして起訴しました。
これに対しトランプ氏は、「自分は罪を犯しておらず、これはバイデン大統領と米与党・民主党が2024年の選挙で私の勝利を阻止するための陰謀である」と主張しています。
イランプレスの独占映像には、裁判所近くの公園で、トランプ氏の支持派と反対派の双方それぞれ100人程度が集まり、警察が分断用に設置した鉄柵越しに対峙している様子が撮影されています。
両派は互いに怒号をぶつけ合い、小競り合いを繰り広げました。
この集会で、反トランプ派は「誰も法を超えることはできない」と「トランプ=犯罪」などと書かれた手書きのプラカードを掲げました。
トランプ氏は4日火曜、ニューヨーク裁判所に出廷して尋問に答えた後、法廷を後にしました。
米紙ニューヨークタイムズによりますと、検察側は来月9日までに、トランプ氏に対する要求リストと証拠を提出しなければなりません。
トランプ氏の弁護団が要求リストと文書を裁判所に提出する期限は、今年の8月8日に設定されています。
トランプ氏は、2024年米大統領選挙の共和党候補を狙う中で、裁判にかけられた形となっています。
トランプ氏は、米国史上初めて刑事責任を問われた大統領経験者となりました。