NZで子ども向け「猫狩り大会」が中止、批判殺到で

ニュージーランドで毎年開催されている狩猟大会で、新たに子どもたちが野猫・野良猫を狩って殺す部門を設けたところ批判が殺到し、主催者が18日火曜、中止を発表しました。

フランス通信によりますと、この大会の主催者は参加者にペットの猫を誤って殺さないようにと通告していました。

しかし、SPCAニュージーランド動物虐待防止協会の広報担当者は「子どもだけでなく大人でも、野良猫、野猫と飼い猫の区別はつかない」とし、部門の中止を歓迎しています。

新設される予定だったのは14歳未満の子どもが野猫・野良猫を狩る部門で、優勝した子どもには賞金250NZドル（約2万円）が贈られるとされていました。

この大会はニュージーランド南島にある学校が資金調達のために行っているもので、野生の豚や鹿を狩る部門があります。

ニュージーランドの自然保護局によりますと、野猫・野良猫はニュージーランド固有の鳥やコウモリ、トカゲ、ネズミ、昆虫などに大きな悪影響を与える害獣とされています。

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