スウェーデンで、NATO加盟反対デモが実施

スウェーデンで、市民らが同国のNATO北大西洋条約機構への加盟に反対するデモを実施しました。

2022年2月24日にウクライナ戦争が勃発して以来、冷戦時代で中立的な立場をとっていたスウェーデンとフィンランドの2 カ国は、NATO加盟への用意があると発表しました。もっとも、これはロシアの反発を受けています。

イルナー通信によりますと、スウェーデンでは首都ストックホルムを含む17都市で２２日土曜、多数の市民らによりNATO加盟および、大規模な国際軍事演習の開催というスウェーデン政府の決定に反対するデモが行われました。

これらの抗議者は、「NATO にノー」、「NATO戦争は1ドルのために子供を殺戮に差し出す」、「演習オーロラ23を中止せよ」というプラカードを掲げました。

多国間軍事演習「オーロラ 23」はスウェーデンで開催されており、 NATO加盟国をはじめとする 2万6000人の兵士の参加により実施されています。

世論調査の結果では、スウェーデンとフィンランドがNATOに加盟した場合、核兵器のないバルト地域の実現に関する交渉を打ち切るとロシアが警告したため、スウェーデン国民の大多数がNATO加盟の結果について依然として懸念していることが分かっています。

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