ジャーナリスト保護委が、EUのメディアの閉塞状況について報告
(last modified Thu, 27 Apr 2023 08:18:07 GMT )
4月 27, 2023 17:18 Asia/Tokyo
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報道の自由に関するヨーロッパ諸国の盛んな主張やプロパガンダ、および世界での表現の自由の擁護といった主張にもかかわらず、複数の報告からはEUにおけるメディアの閉塞感が見て取れます。

EUでの新しい調査によれば、最近ではEU加盟国の記者やジャーナリストの声は、過去よりも静かになっています。

報道の自由を擁護する団体・CPJジャーナリスト保護委員会 は、26日水曜に発表した新たな調査結果において、EUのメディアはこれまで以上の閉塞状態にあり、声を潜めざるを得なくなっていると説明しました。

ロシアのニュース局ロシア・トゥデイによりますと、CPJは調査の中で、新型コロナウイルスの世界的大流行以来、一部の欧州政府が依然としてメディア管理への制限を続けていることを明らかにしました。

こうした中、EUは昨年9月、ジャーナリスト保護を目的とした欧州メディア自由法を提出しましたが、実現せずに終わっています。

しかし、CPJの報告によれば、多くの国が自らの恣意的に法律を施行し、ジャーナリストへの諜報のため盗聴・傍受ソフトウェアを使用しています。

トム・ギブソンCPJ代表は「訴訟提起によりジャーナリストを黙らせようとする非常に裕福で権力のある人物らによる、ネット上での嫌がらせやデジタル上の脅威が日々増大している」と語りました。

これに先立ち、ジョゼップ・ボレルEU外務安全保障政策上級代表は、表現の自由に関する新たな定義づけにおいて、「ヨーロッパ諸国でロシアのメディアの報道を禁止することは、まさに言論の自由の保護である」と述べています。
 


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