4月 29, 2023 18:01 Asia/Tokyo
  • ロシア外務省のザハロワ報道官
    ロシア外務省のザハロワ報道官

ロシア外務省のザハロワ報道官は、米韓両首脳が核兵器を含む拡大抑止力の強化で合意したことについて、朝鮮半島および世界の不安定化につながるとの見方を示しました。

ザハロワ報道官は声明の中で、米韓両首脳の合意について「明らかに不安定化を示すものであり、地域および世界にとって深刻な結果をもたらす」としました。

そして、「西側によるこのような行動は、緊張の増大と兵器開発競争をもたらすだけだ。米国とアジア太平洋地域における同盟国は、NATOの支持を得ながら、地域における核配備をふやそうとしている」としました。

米韓両首脳は今月26日、ワシントン宣言と呼ばれる共同声明を発表し、米国が韓国に提供する抑止力の拡大方法として、核諮問機関の設立を目指すとしました。

あるアメリカ政府高官は匿名で、「この新しい核諮問団体はNATO北大西洋条約機構の核計画グループと同様の構造を持つもので、米国の計画方法や、重大な不測の事態への準備方法について『より多くの見解』を提供するものとなる」と語っています。

また、「米国は、北朝鮮のミサイル・核計画の急速な発展に対抗すべく、より定期的に戦略軍装備を韓国に提供する予定である」と述べました。

 


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