4月 30, 2023 15:52 Asia/Tokyo

ノルウェーの首都オスロで29日土曜、昨年夏に同市の湾に居つき人気者になったものの、最終的に殺処分されたセイウチ「フレイヤ」のブロンズ像が披露されました。

フランス通信によりますと、この彫像は等身大で、岩場に横たわる姿が表現されています。

フレイヤ像の設置は、オンラインで集まった2万5000ドル(約340万円)超の寄付金で賄われたものです。

除幕式に先立ち、発起人のエリク・ホルム氏は、この彫像の設置キャンペーンを呼び掛けたいきさつについて「漁業・海洋政策省と国の対応に憤りを感じた」とコメントしました。

体重600キロのフレイヤがアヒルやハクチョウを追いかけたり、ボートの上で日光浴をしたりする様子は多くの人を引き付けていました。

当局は市民に対し、近づかないよう呼び掛けていましたが、近寄って写真を撮ろうとする人が後を絶ちませでした。

中には子ども連れで近づく人もおり、強いストレスにさらされたフレイヤが人に危害を加える恐れもあったため、当局が安楽死を決定しましたが、一部では性急だとする批判の声もあがっていました。

 


ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。

Instagram     Twitter     urmediem


 

タグ