ロシア安全保障会議副議長、「ゼレンスキー氏抹殺以外に方策なし」
May 04, 2023 16:11 Asia/Tokyo
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ロシア安全保障会議のメドベージェフ副議長
ロシア安全保障会議のメドベージェフ副議長は、同国大統領府(クレムリン)がウクライナの無人機により攻撃されたとされる事件をうけ、「(ウクライナの)ゼレンスキー大統領を物理的に排除する以外にない」と述べました。
ファールス通信によりますと、メドベージェフ氏は3日水曜、このように述べた上で、「もはやゼレンスキー氏が無条件降伏する必要もなくなった」としました。
また、ロシア下院のヴォロージン氏も同日、「プーチン大統領に対するテロ行為は、ロシアに対する攻撃だ」とし、「ゼレンスキー氏はプーチン大統領に対するテロの実行を命令し、ウクライナ政府はテロ組織とみなされる」と述べました。
そして、「ウクライナ政府は、アルカイダ、ヌスラ戦線、ISISといったテロ組織と同等に危険であり、ロシアや欧州、そして全世界の安全を脅かす」と述べました。
また、ロシア大統領府のペスコフ報道官も3日、首都モスクワで記者会見し、同日のクレムリンへの攻撃をウクライナの無人機によるものだとし、これを撃退したと述べました。
ペスコフ報道官は、無人機は2機で、クレムリンに到着する前に追跡・破壊されたとし、「ロシア側としてこの攻撃をプーチン大統領暗殺未遂とみなす」と述べました。
そして、ロシア政府として今回の攻撃をウクライナによるテロ攻撃とみなすとし、適切と思われる方法で報復する権利があるとしました。
ペスコフ氏によると、攻撃時にプーチン大統領はクレムリンにおらず、被害はないということです。
また、大統領としての職務も通常通り続行されるとしています。
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