ブラジルが、G7首脳宣言でのロシア直接非難避けるよう働きかけ
(last modified Tue, 16 May 2023 09:20:52 GMT )
May 16, 2023 18:20 Asia/Tokyo
  • ブラジルのルーラ大統領
    ブラジルのルーラ大統領

ブラジル外交が、G7・主要7カ国広島サミット・拡大会合での宣言が反ロシア的なものにならないよう、働きかけています。

ブラジル紙「Globo」が同国外務省のマウリシオ・リリオ経済担当秘書官の話を引用して報じたところによりますと、ブラジル外交は、ルーラ大統領が出席する広島でのG7首脳会議で採択される宣言が、ウクライナ紛争に関する同国の立場とは異なる反ロシア的なものとならないよう働きかけているということです。

リリオ氏は、今回の議論の結果として発表される文書の1つは、特に世界の最貧国の食料安全保障の重要性に関するものであることに触れ、文書では、ロシアを直接非難することなく、ウクライナ紛争に言及すべきとの見解を述べました。

ブラジルのルーラ大統領は、G7広島サミットのうち、拡大会合が開催される20日と21日に出席する予定です。

ロイター通信はこれ以前に、匿名の関係者の話を引用しながら、19〜21日にかけて開催されるG7広島サミットにおいてG7が対露制裁を強化する予定であり、なかでもロシア軍に有益となる可能性のある商品のロシア輸出を抑制することを目的としているほか、「第三国が関与する制裁逃れ」の阻止も目指していると報じていました。

 


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