米で、黒人妊産婦死亡率が白人の3倍に
May 27, 2023 16:05 Asia/Tokyo
調査の結果、アメリカにおける黒人妊産婦の死亡率が白人の3倍にのぼることがわかりました。
アメリカでは、黒人は白人に比べて手厚い医療を受ける機会が少なく、その平均寿命も短くなっています。
ABCニュースがアメリカ疾病管理予防センターの統計数値を引用し報じたところによりますと、2021年に実施された複数の調査では、同国の黒人妊産婦は出生数10万人当たり69.9人が亡くなっていました。これは、同年の白人妊産婦の死亡率のほぼ3倍にあたります。
報道は続けて、黒人の新生児は白人の新生児に比べて、出生時の死亡や未熟児として生まれ身体に障害を負う確立が高いとしました。
アメリカではさらに、喘息、糖尿病、高血圧、アルツハイマー、新型コロナウイルスなどにおいて黒人の罹患率が地域を問わず高くなっています。彼らの病気罹患率やそれによる死亡率は、どの年齢においても財産や社会的地位に関係なく、白人よりもはるかに高いのです。
また、保健医療制度における黒人女性の不当な扱いには長い歴史があり、そのために黒人女性は白人医師を信用していないということです。