ロシアの銀行関係者、「米ドルの覇権は近く終焉」

ロシアの最も有力な銀行関係者の1人が、「中国人民元の値上がりと同時に米ドルの覇権の終焉が近づいている」としました。

イルナー通信が10日土曜、報じたところによりますと、ロシア第2の大手銀行ＶＴＢのコスチン・アンドレイ（Andrey　Kostin）総裁は、このことを表明するとともに、「アメリカとＥＵは、ウクライナ戦争を口実とした数千億ドルのロシア資産の凍結という対ロシア制裁の行使を後悔するだろう。特に、多くの国が取引決済におけるドルとユーロの排除に向かっており、中国も外貨制限の廃止に向けて歩みを進めている」と語りました。

バイデン現米大統領がウクライナ戦争を口実に、より厳しい対ロシア制裁の行使を決定して以来、世界では脱ドル化が加速しています。

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