世界の装填済み核弾頭、ウクライナ戦争開始後に増加
(last modified Tue, 13 Jun 2023 08:26:47 GMT )
6月 13, 2023 17:26 Asia/Tokyo
  • 装填済み核弾頭
    装填済み核弾頭

ストックホルム国際平和研究所が、ウクライナ危機が始まって以降、核保有国での核兵器製造・保有数増加が深刻に進んでいるとしました。

ロシアトゥディによりますと、ストックホルム国際平和研究所は報告の中で、世界における地政学的緊張の増大に言及しながら、核保有国が核兵器の製造・増強のために行っている行動の一部を明らかにしました。

同研究所の報告では、核を保有するロシア、アメリカ、イギリス、フランス、中国、インド、パキスタン、北朝鮮、シオニスト政権イスラエルが2023年1月の時点で、核弾頭を1年前より86発増やし合計1万2512発保有していたことがデータで示されました。

報告はさらに、アメリカの・ロシアの2カ国が世界に存在する核兵器の90%を保有し、2023年1月の時点でミサイルなどに装填され発射準備のできた弾頭を、それぞれ1774発と1674発保有しているとしました。

また、中国の核弾頭保有数も過去1年間で350発から410発に増加したということです。

一方の核兵器予算は、2022年に437億ドルを充てたアメリカがトップとなり、 これに2位中国の117億ドル、3位ロシアの96億ドルが続きました。

 ICAN核兵器廃絶国際キャンペーンはこれに関連して、核兵器増強予算が今後数年間でさらに増加すると予測しています。

 


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