7月 20, 2023 15:56 Asia/Tokyo
  • 武洋丸事件
    武洋丸事件

潜水艦ワフーは、第二次世界大戦中に米国で最も大きな成功を収めた潜水艦の1つとして知られていました。

太平洋戦争中の1943年1月26日、この潜水艦の放った魚雷が日本の陸軍輸送船・武洋丸に命中しました。

ワフーは、海に投げ出された船員に向けても機関銃を発射し、戦争犯罪として批判されることになりました。

武洋丸の乗組員らが沈没した船舶から逃げようと、救命ボートに乗ったり自力で泳いだりしていると、潜水艦ワフーは浮上して発砲し、助かるはずだった多くの船員が死亡しました。

ワフーの乗員らは当初、武洋丸側が発砲したために、反撃を余儀なくされたと主張していましたが、後になって、この潜水艦が最初から武洋丸の乗組員全員の殺害を狙っていたことが判明しました。

犠牲者の中には、日本軍に捕らえられた英軍のインド人捕虜も含まれていました。ワフーのモートン少佐が砲撃停止を命令したとき、武洋丸の乗組員500人以上がすでに死亡していました。ワフーは、その後の1943年10月、北海道・宗谷岬沖での日本軍との戦闘で、撃沈されました。

 


ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。

Instagram     Twitter     urmediem


 

タグ