ベラルーシが警告、「NATOの攻撃時は核兵器を使用」

ベラルーシが、「我が国はNATO北大西洋条約機構に攻撃された場合、核兵器で応戦するだろう」と警告しました。

西側とロシアの間で緊張が続く中、ポーランド軍は先日、ベラルーシとの国境を接している自国北東部ポドラシェ県に、数日以内に兵士約1000人と200台の軍事装備を配備する予定だと発表しました。

ベラルーシのカシンスキ国防次官はこれに対し、「我々は、NATOの軍事攻撃の標的にされた場合には、自衛のためにロシア製の核兵器を使用するだろう」と述べました。

また、NATOが自国に侵略した場合も同様の可能性があるとしました。

ロシアのプーチン大統領は最近、同国サンクトペテルブルクの国際会議で、自国の戦術核弾頭が初めてベラルーシに配備されたと述べました。

同大統領は、ロシアがベラルーシへ核兵器を配備することは、アメリカがこの数十年間に行ってきたベルギー、ドイツ、イタリア、オランダ、トルコへの戦術核兵器配備と同様の行動であると強調しています。

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