プーチン氏、「西側のウクライナ支援は無益」
(last modified Sat, 22 Jul 2023 07:41:17 GMT )
7月 22, 2023 16:41 Asia/Tokyo

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が、西側のウクライナ支援は無益であるとの見解を示しました。

フランス通信によりますと、プーチン大統領は21日金曜、ウクライナが南部と東部からロシア軍を駆逐するために先月開始した反転攻勢について、「西側諸国が軍事・財政的に支援しているにもかかわらず、失敗している」との見方を示しました。

また、プーチン氏はテレビ中継されたロシア安全保障会議の会合で、「いずれにせよ、(反転攻勢の)結果はまだ出ていない」「ウクライナに投入された莫大な資金も、西側製の兵器や戦車、火砲、装甲車も役に立っていない」と述べています。

そして、同盟国ベラルーシが攻撃を受けた場合、「可能な限りの手段」を使って同国を守ると明言し、「ベラルーシに対する攻撃は、ロシア連邦への攻撃を意味する」と述べました。

さらに、ポーランドを名指しし、同国の指導部がウクライナを占領する目的で「紛争に直接介入」しようとしていると主張しました。

ロシアの民間軍事会社ワグネルが反乱に失敗した後、ベラルーシが同社の部隊を受け入れたのを受け、ポーランドはベラルーシ国境の防衛を強化しています。

欧米諸国はこれまで、ウクライナ向けに膨大な軍事支援を行ってきましたが、これは皮肉にも同国とロシアの間の紛争の長期化を招いています。

 


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