モロッコの被災地で、がれきの撤去作業が継続
9月 11, 2023 18:45 Asia/Tokyo
北アフリカ・モロッコでは、8日の地震で被災した複数の地域において、がれきの撤去作業や救命活動が依然として続けられています。
モロッコでは現地時間の今月8日金曜深夜、マグニチュード6.8の強い地震が発生しました。
この100年間に発生したことのない大地震で最も被害を受けたのは、モロッコの首都ラバトのほか、エル・ダル・アル・バイダ、メクネス、フェズ、マラケシュ、アガディール、タルーダントなどの各都市です。
国際通信イランプレスによりますと、この恐ろしい地震はモロッコに甚大な被害をもたらし、2,000人以上の死者が出ています。
被災地域ではがれきの撤去が続いており、死者数が増え続けているということです。
モロッコの被災地域での救援活動や必要な資機材の送付は、一部の道路の破壊によって困難に直面しています。
イラン赤新月社は、モロッコの被災者への救援の用意があることを表明しています。
一方、モロッコ国王ムハンマド6世は、フランスからの被災者支援の申し出を受け入れないという、注目すべき姿勢を取っています。
マクロン仏大統領は、今回の地震の犠牲者への哀悼の意を表し、同国として今回の地震の被災者への支援を申し出たものの、ムハンマド6世はこれに応じなかったと報じられています。
モロッコ外務省は10日日曜、同国被災者への支援というシオニスト政権イスラエルの申し出を正式に拒否しました。