世界各地で戦争が増加
10月 31, 2023 15:53 Asia/Tokyo
アメリカの外交専門誌フォーリン・アフェアーズ(Foreign Affairs)が、世界各地で戦争関連の統計が増加していることを明らかにしました。
CFR米外交問題評議会が発行する国際政治経済ジャーナル「フォーリン・アフェアーズ」は30日月曜、「全世界で戦争や紛争の数、激しさや期間が、冷戦終結以来最も高いレベルに達している」と報じています。
また、「SIPRIスウェーデン・ストックホルム平和研究所が実施したUCDPウプサラ紛争データプログラムによると、2022年に世界各地で紛争が55件あり、それらは平均して約8~11年続いていると算出されている」としました。
この報告によりますと、世界各地での戦争の件数は1990年から2007年にかけて減少しましたが、2010年には再び増加し始めています。
フォーリンアフェアーズ誌はさらに、「停止した戦争はかなり高い確率で1年以内に再燃している」としました。
加えて、「従来の平和構築および開発ツールは、戦争に関してはますます無力化しているように思われる」と報じています。
なお、国連は去る1月、「世界での暴力的な戦争の数は、第二次世界大戦の終結以来最高レベルに達している」と発表していました。
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