ローマ教皇、「戦争で利益を得るのは武器製造者だけ」
11月 20, 2023 20:09 Asia/Tokyo
フランシスコ・ローマ教皇が、「全ての戦争は失敗に終わる運命にあり、戦争で利益を得るのは武器製造者だけである」と語りました。
ロイター通信によりますと、世界のカトリック教徒の指導者であるフランシスコ法王は19日、バチカン市国にあるカトリック教会の総本山サン・ピエトロ寺院広場に集まった人々に対し、「すべての戦争は常に失敗に終わる運命にあり、兵器の生産者だけが得をする」とし、「自分は現在進行中の戦争の被害を受けている人々のために祈っている」と述べました。
また、ウクライナ戦争及び、パレスチナ・ガザ地区におけるシオニスト政権イスラエルの犯罪と攻撃の停止を改めて求めるとともに、戦闘休止に向けた努力の継続を強調しました。
パレスチナ被抑圧民の権利は、70年以上にわたりイスラエルの支配下で蹂躙され続けてきています。この間、シオニストが牛耳るこの占領政権はパレスチナ人に対する最も残忍な犯罪に手を染めてきました。
パレスチナ人に対するイスラエルの数十年にわたる犯罪に対抗し、パレスチナ抵抗勢力は去る10月7日、占領者政権イスラエルの軍事基地に対してガザ地区から「アクサーの嵐」と呼ばれる奇襲作戦を実行しました。
イスラエル側はこれに対する自らの敗北の埋め合わせと報復、また抵抗勢力の活動を阻止すべく、今なおガザ地区の住宅地、病院、学校を爆撃しており、この地区につながる検問所も閉鎖しています。
イスラエルは、米英の公然とした後方支援のもと、ガザ地区でパレスチナ人の老若男女の殺害を続けていますが、この犯罪は早くも45日目に突入しました。