2月 05, 2024 18:56 Asia/Tokyo
  • ノルウェーのエスペン・バース・エイデ外相
    ノルウェーのエスペン・バース・エイデ外相

ノルウェーのエスペン・バース・エイデ外相が、UNRWA国連パレスチナ難民救済事業機関への資金援助を停止している国々に対し、自らの行動が引き起こす影響を視野に入れるよう求めました。

パレスチナ・ガザ地区では、シオニスト占領政権イスラエルによる攻撃が始まってから122日以上が経過し、パレスチナ難民が極めて困難かつ劣悪な状況に陥っています。しかしこうした状況の中、米英など一部のイスラエル政権支援国は、レスチナ人に対する新たな陰謀の中で対UNRWA資金援助を停止しました。

 

UNRWAの支援停止

 

UNRWAは、「資金援助が打ち切られた場合、この2月末までの活動停止を余儀なくされる可能性がある」と警告しています。

エイデ・ノルウェー外相はこの問題について、SNSの「X」に「今は、UNRWAへの支援を停止してパレスチナ国民を見放す時期ではない」と投稿しました。

また、UNRWAへの資金援助を停止している国々に対し、自らの行動が引き起こす影響について考えるよう求めました。

これに関連して、国連の特別報告者は、「UNRWAを完全に違法な存在として扱おうとするあらゆる試みを、可能な限り厳しく非難する」と述べています。

 

ジョゼップ・ボレルEU外務安全保障政策上級代表

 

ジョゼップ・ボレルEU外務安全保障政策上級代表も、ある記事において「UNRWAへの資金提供の打ち切りは、数十万人の命を危険にさらしている」とコメントしながら、改めてUNRWAへの支持を表明するとともに、「UNRWAは、飢餓と病気の発生に苦しむ数百万人ものパレスチナ人にとって非常に重要なライフラインである」としています。

このような状況の中、数か月にわたる見解対立と交渉の末、アメリカ上院はイスラエル政権への141億ドルの軍事援助を含む超党派国境警備法案を発表しました。

 

バーニー・サンダース米上院議員

 

一方、バーニー・サンダース上院議員は米上院のイスラエル政権支援措置への反対を表明て、「パレスチナ国民と世界における我々の立場のため、我々はもはや、ネタニヤフ・現イスラエル政権首相の戦争マシンにこれ以上1ドルたりとも援助すべきではない」と語りました。

また、「もし我々が、ネタニヤフ氏が盲目的に進める戦争への資金提供を続けるなら、戦争犯罪の話が出た際に我々は、どのように一部の国を人権侵害で批判できるだろう?」との疑問を投げかけました。

 


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