英で認知症患者が急増

英国民保健サービス（NHS）は、国内で認知症患者が急増していると明らかにしました。

【ParsToday国際】NHSは報告の中で、今年6月時点で英国内におよそ48万7000人の認知症患者がいるとし、「世界で最も多い水準」としています。これは、昨年1月時点と比較して12％も増加しているということです。

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今回明らかになった認知症患者急増の事実は、すでに医療費の支出増に苦しむ英国の公的医療にさらに追い打ちをかけることになりそうです。

また、英下院の議員団がまとめた報告では、認知症患者のうちおよそ11万5000人が過疎地に住んでおり、適切な医療ケアを受けられずにいることも判明しています。

こうした患者は、医療機関への受診やアフターケア・診断設備の不足などに直面しています。

英国内で認知症患者への支援を行っている慈善団体は、国内の死亡事例10件のうち1件が認知症やアルツハイマー病によるものとしています。

世界では今、およそ5000万人の認知症患者が生活しているとされています。そして、2050年までにはこの数は1億5300万人にまで膨れ上がるとみられています。

その中でも、イギリスやアメリカ、カナダなどで患者が急増しているとされています。

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