9.11とサウジの関係に関する報告が公開
7月 16, 2016 19:30 Asia/Tokyo
アメリカ議会が、ついに14年を経て、2001年9月11日のアメリカ同時多発テロにサウジアラビア人が関与した可能性を示す機密文書を公開しました。
イスナー通信によりますと、この報告は2002年、下院の情報委員会の要請によって作成され、これまで機密扱いだった28ページにおいて、ハイジャック犯とサウジアラビアが関係していた可能性に重点が置かれています。
9.11のハイジャック犯19人のうち15人がサウジアラビア国籍を有していました。
機密文書では、CIAやFBIの様々な文書に基づき、ハイジャック犯はアメリカ滞在中にサウジアラビア政府とつながりのある人物と接触したようだとされています。
ホワイトハウスの報道官は、この機密文書の公開からまもなく、「この文書は9.11におけるサウジの関与を示すものではない」と主張しました。
BBCによりますと、議会の文書では、サウジアラビアの内務省の関係者が2001年9月にハイジャック犯の一人が訪れたホテルに滞在していた、とされています。
サウジアラビアのアメリカ大使は、議会の報告の公表を歓迎し、この文書の公表により、サウジアラビアの行動と動機に対する曖昧さがなくなることを期待している」と語りました。
9.11の犠牲者の遺族は、アメリカ史上最大のテロ事件に関与したとしてサウジアラビアの裁判を求めています。
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