ベネズエラ科学次官:「制裁を進歩の原動力に変えたノウハウをイランに学びたい」
(last modified Mon, 05 May 2025 10:08:57 GMT )
May 05, 2025 19:08 Asia/Tokyo
  • ベネズエラ科学次官:「制裁を進歩の原動力に変えたノウハウをイランに学びたい」
    ベネズエラ科学次官:「制裁を進歩の原動力に変えたノウハウをイランに学びたい」

イラン原子力庁長官と南米ベネズエラ科学次官が、原子力産業分野における技術協力の拡大を強調しました。

【ParsTodayイラン国際】イルナー通信によりますと、エスラーミー・イラン副大統領兼原子力庁長官は、ベネズエラのアルベルト・キンテロ科学次官および同随行団との会談で、世界的な覇権主義者を相手に闘っているという両国の共通点を指摘するとともに、「ベネズエラは豊富な能力と革命的な国民を持つ国であり、イランと同様に、敵の陰謀をものともせず、独立と進歩の道を威風堂々と歩んでいる」と語っています。

また「今日、覇権主義政権は偽りの口実を独立国の発展を妨げているが、覚醒し啓発された諸国民の意志を砕くことはない」と述べました。

さらに、米国の圧政的な制裁にもかかわらずイランが原子力分野で目覚ましい成果を挙げていることを指摘し、「イランとベネズエラの技術協力は、米国とその同盟国の強硬な要求や押し付けに対して正義を求める国々が団結した例である」としました。

一方の、キンテロ科学次官も、米国の制裁を無効化したイランの貴重な経験を評価に値するものだとし、「ベネズエラ政府は原子力、農業、保健衛生、産業の分野で自給自足を目指す決意を固めている。同時に、最も厳しい圧力の下でも制裁を進歩の原動力に展示させたイランの成功例から学びたいと考えている」としています。

また、イランとの協力でベネズエラの大学に核物理学専攻が設置されたことに言及し、「この分野で大学院課程を開設する計画と共同核研究の強化は、ベネズエラの科学的独立への道における大きな一歩となるだろう」と語りました。

なお、ベネズエラ代表団はイラン訪問の続きとして、テヘラン研究炉、原子力安全研究所、イランの核技術成果展など、最新鋭の原子力センターを視察・見学しています。

 

 


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