国際ニュース|イラン国連大使、英仏独の行動を非難/アムネスティ「米はイスラエルのジェノサイドを許可」
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イランのイールヴァーニー国連大使
イランのイールヴァーニー国連大使は「イランの核計画は爆弾では破壊されず、制裁でも停止せず、平和利用の道を外れることはない」と述べました。
【ParsToday国際】イールヴァーニー大使は19日、イランに対する国連制裁決議を復活させようとする英仏独の破壊的行動に反応し、「この行動は核合意に基づく問題解決の枠組みを無視した法的根拠がないものであり、無効である」と訴えました。
その上で、「イランの核計画は爆弾では破壊されず、制裁でも停止せず、平和利用の道を外れることはない」と強調し、「自分たちの義務を果たしていない者たちが、安保理決議を悪用して制裁の自動復帰を強制することはできない。こうした行動は政治的な悪用である」「米国が核合意を離脱し、英仏独がその義務を果たさず、イスラエルが米国の支援を受けてイランの核施設に攻撃を加えたことが問題だ」と述べました。
アムネスティ「米の拒否権行使はイスラエルのジェノサイドを容認」
アムネスティ・インターナショナルは声明を発表し、ガザ停戦を求めた国連安保理決議案の米国が再度拒否権を発動したことに対し、「ガザの惨劇を止めるためにその影響力を行使する代わりに、再び拒否権を発動してイスラエルのガザでのジェノサイドを容認したことは許しがたい行動だ」と批判しました。そして、「米政府がガザでのパレスチナ人の命を守ることに無関心であり、国際社会に背を向け、イスラエルにジェノサイドを続けるよう促したことは歴史が決して許さないだろう」と述べました。
ブラジル、南アフリカのイスラエルに対する訴訟に加わる
国際司法裁判所(ICJ)は、ブラジルが南アフリカによるイスラエルに対する訴訟に正式に加わったことを発表しました。19日に発表されたICJの声明によると、ブラジルは同裁判所の規約第63条を発動し、ガザ地区におけるジェノサイド防止および罰則に関する条約の適用に関連した訴訟に加わる申し立てを行いました。この訴訟は南アフリカが2023年12月、イスラエルがガザ地区でジェノサイド防止条約に違反しているとして、ICJに起こしたものです。
ベネズエラ国防相「米が宣戦布告なき戦争」
ベネズエラのウラジミール・パドリーノ・ロペス国防相は19日、米軍艦船がカリブ海に展開していることに触れ、「米国は宣戦布告なき戦争を開始した」と述べました。また、カタールでの最近の動向にも言及し、「米軍事基地があるカタールで、イスラエルの侵略的攻撃を米国が阻止しなかったことを見るべきだ」と語りました。
タリバン高官、トランプ氏のバグラム基地返還要求に反応
アフガニスタン・タリバン暫定政権の外務省顧問であるザカール・ジャラリ氏は、トランプ米大統領がアフガニスタンのバグラム空軍基地の返還を要求したことについて、「アフガニスタンは決して外国軍の存在を受け入れない」と強調しました。ジャラリ氏は自身のXに、「アフガニスタン人は歴史を通じて外国軍の存在を受け入れてこなかった。(2020年の米との)カタール合意でも外国軍駐留の可能性は完全に否定された」と投稿しました。
駐ウィーン国際機関ロシア代表「欧州はIAEAとイランの協力を脆弱化」
ロシアのミハイル・ウリヤノフ駐ウィーン国際機関代表は19日、イランの平和的核計画に対する欧州諸国のアプローチを批判し、「欧州の行動は政治的プロセスを弱体化させ、国際原子力機関(IAEA)とイランの協力関係を損なった」と述べました。