ニュース|オマーン海でイラン人探検家による第10回調査航海が開始/ハマス:「パレスチナの将来を描くことは国民的決断」
-
イランの調査船「ペルシャ湾」号
イラン国立海洋大気科学研究所が、同国南東部オマーン海のイラン排他的経済水域で包括的な海洋調査を実施する予定です。
イランの調査船「ペルシャ湾」によるオマーン海での調査巡視は、2025年の晩秋から初冬にかけて実施される見通しです。
【ParsTodayイラン】学術目的での今回の巡視はペルシャ湾の湾口に当たるホルモズ海峡からイラン・パキスタン国境海域までの95か所の調査拠点でサンプル採取とモニタリングプログラムの実施が含まれ、同調査船により約1か月間にわたります。
この調査航海中には、研究所の様々な研究グループが、物理、化学、生物海洋学、海洋地質学の分野において広範な研究を実施します。これらの研究には、水深2000メートル以上の水柱構造の研究、OMZ酸素極小層とその生物多様性への影響のモニタリング、栄養塩と一次産物の循環の調査、炭酸塩化学と海洋酸性化プロセスの研究、鉱物・有機物・マイクロプラスチック汚染の追跡、植物プランクトン、動物プランクトン、底生生物群集および微生物群集の研究が含まれます。さらには、堆積学プログラムも盛り込まれており、堆積物の地球化学および鉱物学の研究、コアサンプルの採取、オマーン海の古気候の分析などが含まれます。
調査船「ペルシャ湾」は、2017年から2021年の間にペルシャ湾とオマーン海で9回の海洋調査巡視を成功させており、今回で10回目となるイランの海洋科学と開発に貢献する国家ミッションに着手することになります。
ハンガリー:「ヨーロッパは戦争へと向かう」
ハンガリー首相府のゾルタン・コヴァーチ国際広報関係担当大臣は3日金曜、「X」において「ハンガリーのような国々は、我々(EU)が戦争に巻き込まれ、遅かれ早かれ亡くなった若者たちの棺が祖国に戻ってくると感じている」と書き込みました。また「戦争の脅威は高まっている」と強調し、「我々はウクライナの二の舞にはなりたくない。ウクライナがEUに加盟すれば、我々はロシアとの戦争に巻き込まれることになる。我々はウクライナのために命を落としたくない」と投稿しています。
トランプ米政権閉鎖、数千人の政府職員が強制休暇へ
予算案の成立をめぐる党派間の対立によりトランプ米政権が閉鎖されたことを受け、ホワイトハウスのキャロライン・レビット報道官は「現在進行中の政府閉鎖により、解雇される可能性のある連邦職員の数は数千人規模に上るだろう」と述べました。
EU、対ロシア制裁を1年間延長
EUはロシアへの敵対的な姿勢を継続する中、同国に対する制裁を1年間延長しました。EUは「ロシアが近年、サイバー攻撃、偽情報の拡散、破壊活動、そして欧州諸国における民主的プロセスへの干渉によって、欧州大陸の安全と安定を脅かしている」と主張しています。
米メディア:「イスラエル首相がガザ国際支援船団への攻撃を自ら指示」
米CBSニュースは「シオニスト政権イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は自ら、ガザ地区への人道支援物資を輸送する船舶グローバル・スムード船団に対する軍事作戦を承認した」と報じました。イスラエル海軍は、同船団の船舶42隻すべてを拿捕しています。
「ハマス:パレスチナの未来は国民単位の決断」
パレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスの幹部ムサ・アブ・マルズーク氏は、カタール国営衛星通信アルジャジーラとのインタビューで「トランプ米大統領が提案した計画の一部は非現実的だ」とし、「72時間以内に捕虜と遺体を引き渡すという問題は、現状では机上の空論に過ぎず、非現実的だ」と述べました。さらに「パレスチナの人々の未来を形作ることは国民単位、国家全体の問題であり、ハマスが単独で決定できるものではない」とし、「ハマスは民族解放運動であり、この計画における『テロリズム』の定義はハマスには当てはまらない」と明言しています。