世界のメディアが取り上げるトップニュース|スパイ活動の一般化から介入の正当化まで
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西側メディアが、世界の出来事の真実を隠蔽するために意図的に言葉を選択しています。
(last modified 2025-10-18T11:21:26+00:00 )
10月 18, 2025 17:49 Asia/Tokyo
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    世界のメディアに見るトップニュース | スパイ活動の一般化から介入の正当化まで

西側メディアが、世界の出来事の真実を隠蔽するために意図的に言葉を選択しています。

西側メディアは事実を歪曲し、一方的な分析により組織的なプロパガンダを展開しています。こうした意図的な歪曲は、特定の見出しの選択により攻撃的な政策に正当性という仮面を被せ、国際世論に操作の的を絞っているのです。
【ParsToday国際】この記事では、いくつかの見出しについて論じています。

ロイター通信:「停戦提案、イスラエルの国際的孤立終結の機会」

ロイター通信はこの見出しで「提案」という用語を用いているものの、実際にはシオニスト政権イスラエルはパレスチナ・ガザとの戦争において停戦をやむなく受諾した形となっています。それは、停戦ではパレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスの壊滅、シオニスト捕虜の解放、ガザ占領といった目標をいずれも達成できなかったことが理由です。

一方、この見出しはイスラエルの孤立の終焉に触れています。イスラエルの孤立状態はガザにおけるシオニスト政権の犯罪の激化によってさらに深刻化し、世界におけるその規模は日々拡大しています。しかし同時に、停戦によるイスラエル政権の犯罪的イメージの改善はもちろん、そして政治・経済的孤立からのイスラエルの解放もまず不可能だと言うべきでしょう。

ユーロニュース:「イランで拘束された仏人一家:セシル・ジャック両氏は破滅寸前で命の危険に直面」

今からおよそ3年前にイランで、フランス国籍者のセシル・コーラー(Cecile Kohler)氏とジャック・パリ(Jacques Paris)氏の2人がスパイ容疑で逮捕されました。ヨーロッパのニュース専門局・ユーロニュースが感情をそそる見出しを選んだことは、同メディアが「家族」「崩壊」「生命の危機」といった言葉を政治的な思惑で意図的に用いていることを示しています。その一方で、この見出しはこれらの人物に対するスパイ容疑については全く考慮していません。ユーロニュースはイランにおける法的背景や理由を意図的に省略することで、感情的で一方的な報道を展開しており、その最終目的はイランを貶めてその国際的なイメージダウンをはかり、同国に外交的圧力をかけることにあります。

ユーロニュース:「トランプ米大統領がハマスに警告:ガザで流血を続ければ、滅ぼされる」

この西側メディアはまた別のニュース記事において「パレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスは民間人殺害の直接の責任者」と主張する見出しを選んでおり、ガザ市民に対するジェノサイドと殺害におけるイスラエルの関与を無視しています。一方、パレスチナ人権センターは「イスラエル占領政権はガザ市民の間における恐怖感や威嚇を維持しようとしている」と指摘し、「シオニストは停戦合意を少なくとも30回にわたり違反し、攻撃を続けている上に、多くの援助物資の搬入を阻止している」と発表しました。

英BBC:「トランプ大統領、CIAにベネズエラでの活動を指示した事実を認める」

この見出しは、アメリカの介入・干渉権を正常化し、アメリカの「世界のリーダーシップ」という見方を強化するものです。一方で、この見出しは、アメリカの対ベネズエラ干渉の違法性から視聴者の注意を逸らしています。

 

 


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