先週1週間のBRICSを振り返って
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過去1週間のBRICSを振り返る
中国の科学者らはこのほど、サンプルを慎重に分析した結果、月の裏側の土壌が持つ特異な粘着性の原因究明に成功しました。
【Pars Today国際】この記事では、BRICS新興経済国グループが運営するメディア・TV BRICSの報道をもとに、過去1週間のBRICS加盟国の経済、政治、文化、科学、教育分野関連のニュースを取り上げていきます。
月の土壌の特異な粘着性の原因が究明
中国の科学者らがこのほど、サンプルを慎重に分析した結果、月の裏側の土壌が持つ特異な粘着性の原因を突き止めました。中国の月探査機「嫦娥6号」のミッションで採取されたサンプルの新たな研究により、小さく角張った粒子と過酷な宇宙環境への曝露が相互作用し、非常に粘着性の高い表面を形成していることが明らかになっています。
UAE・インド間貿易額が1000億ドルを突破
UAEアラブ首長国連邦とインドは通商上の障壁の撤廃および、非石油製品の輸出増量をめぐり合意しました。両国間の貿易額は史上初めて、過去最高の1000億ドルに達しています。
イラン、世界鉄鋼生産ランキングで第7位に
WSA世界鉄鋼協会の最新統計によりますと、イランは世界鉄鋼生産ランキングで3つ順位を上げ、世界第7位の鉄鋼生産国となっています。
エジプトのAI開発計画
エジプトの国家予測によりますと、2030年までにAI人工知能は同国のGDP国内総生産の約7.7%を占めると見られています。エジプトはまた、デジタル人材の拡大、サイバーセキュリティの強化、そしてグリーン技術の導入加速にも取り組んでいます。
インドネシアと南アが相互間査証免除で合意
インドネシアと南アフリカが、相互間の査証廃止で合意しました。この決定は最高レベルで行われたもので、両国間の人的交流の促進を目的としています。
ブラジル、世界初の単回接種デング熱ワクチンを承認
ブラジルの保健当局は、同国サンパウロ市のブタンタン研究所が開発した世界初の単回接種デング熱ワクチンの販売を承認しました。この国産ワクチンの接種は、12歳から59歳までの人々を対象に行われます。
UAEの対カザフスタン投資が倍増
2025年上半期、中央アジア・カザフスタン経済に対するUAEの直接投資は前年同期比で倍増しました。両国はまた、行政のデジタル化に向けた共同イノベーションセンターの設立についても協議しています。
ロシア、セルフクリーニング機能を持つ布地技術を開発
ロシア・ボルスコフ触媒研究所とノボシビルスク大学の研究者らは、綿や合成繊維にセルフクリーニング機能を持たせる化合物を開発しています。この革新技術は、特に医療センターや研究室で応用されると見られています。
インドネシア、2026年からグリーン発電所の建設を開始
インドネシアは2026年に7つの特別都市廃棄物処理施設の建設を開始します。これらの施設は、1日あたり最大1万2000トンの廃棄物処理および、約197.4メガワットの発電が可能です。国家計画によれば、発電所の数は2029年までに33カ所に達する予定です。
エチオピア、新たなコーヒー輸出目標を設定
エチオピアは今年度、コーヒー輸出量を過去最高の60万トンに引き上げることを目標に据えています。輸出収入は30億ドルを超えると見込まれ、同国政府は新技術の活用により生産量の増加を目指しています。

