英で親パレスチナ派の抗議活動が続く、治安当局の圧力に反対
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英国各地の都市で数千人の市民らが抗議集会に参加し、パレスチナの人々との連帯を宣言する一方で、抗議活動の制限およびシオニスト政権イスラエルへの支持という英政府の政策を非難しました。
(last modified 2025-12-21T03:56:02+00:00 )
12月 21, 2025 12:53 Asia/Tokyo
  • 英で治安当局の圧力に反対する親パレスチナ派の抗議行動が継続
    英で治安当局の圧力に反対する親パレスチナ派の抗議行動が継続

英国各地の都市で数千人の市民らが抗議集会に参加し、パレスチナの人々との連帯を宣言する一方で、抗議活動の制限およびシオニスト政権イスラエルへの支持という英政府の政策を非難しました。

イギリスではこの数週間、親パレスチナ活動家や抗議者に対する治安上の圧力がここ数週間強まっており、そうした中で20日土曜、グラスゴー、マンチェスター、オックスフォードなどの各都市で集会が開催されました。

【ParsToday国際】スコットランド南西部グラスゴーでは抗議参加者がパレスチナ国旗や捕虜を支持するプラカードを掲げ、イスラエルの犯罪を非難しました。北西部マンチェスターでは市民らが集会を開催し、「ガザ封鎖を終わらせよ」というスローガンを掲げ、西側諸国による対イスラエル支援の停止を求めています。また南部オックスフォードでも、抗議参加者らが極右勢力やイスラム恐怖症への対抗を示すとともに、国内危機の根本原因への対処を強調しました。

これらの抗議行動が発生している中で、イギリスでは反イスラエル活動を展開する団体「パレスチナ・アクション」がテロ組織のリストに載せられ、続いて、英国警察が同団体へのあらゆる支持表明に対する徹底的な取り締まりを開始し、これまでに数百人を逮捕しています。

「インティファーダ」などのスローガンに対する警察の厳格な対応は、市民社会団体や弁護士からも批判されており、彼らはこうした取り締まりを抗議活動の法的権利の制限と見なしています。同時に、この事件で拘留された一部の人々がハンガーストライキを行ったことから、刑務所の人道的環境に対する懸念も高まっています。

停戦にもかかわらずイスラエル政権によるガザへの攻撃が散発的に続く中、ヨーロッパでは抗議行動が継続的に発生しています。ガザ地区のパレスチナ保健省の統計によりますと、2023年10月以降、パレスチナ人の殉教者は7万人を超え、負傷者も17万1000人以上に上っており、ガザにおける人道的惨事の深刻さと、暴力の無条件停止の必要性が浮き彫りになっています。

 

 


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