中国、日本の防衛白書における主張を否定　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

中国が、日本の防衛白書における主張を否定しました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

ＡＰ通信が中国・北京から伝えたところによりますと、中国国防省は、2日火曜夜、「中国は南シナ海と東シナ海で軍事的な安定を破壊している」とする日本の主張を否定しました。

中国国防省は声明の中で、日本は国際世論を欺き、中国と近隣諸国の間に対立を生じさせようとしていると非難しました。

この声明では、「防衛白書は、中国の地域における国防政策の完全に合法的で当然の措置について、無責任で根拠のない発言に満ちている」とされています。

また、2015年に成立した安全保障関連法に触れ、「このような主張を行う日本の目的は、自国の軍事・安全保障政策を正当化し、兵器開発を加速することにある」と強調しました。

この声明は、改めて、現在日本が実効支配する東シナ海の島々の中国の領有権を主張し、日本は、2012年にこの島々を国有化し、現在の状況を乱そうとしているとしています。

日本は、2日火曜に発表した防衛白書の中で、「東シナ海での活動の拡大により、日本は昨年、地域で570回以上、戦闘機によるレーダー照射や警告を行った」としています。