「サウジがブラックリストに戻る可能性は低い」
8月 03, 2016 19:41 Asia/Tokyo
国連のパン事務総長が、「サウジアラビアを子供の権利侵害者のブラックリストに入れる決定は、時間を要する」と語りました。
AP通信によりますと、イエメンでのサウジ連合軍による人権侵害の明らかな兆候にもかかわらず、パン事務総長は2日火曜、軍事衝突の中での子供の状況に関する国連安保理の会議への報告の中で、イエメンの子供の将来に関して懸念を表明するに留まりました。
パン事務総長は、「イエメンの人道状況の報告の見直しとサウジアラビアのブラックリスト入りに関する決定には多くの時間が必要だ」としました。
さらに、「サウジアラビアの外務大臣や皇太子などの高官と会談し、イエメンの子供に対する戦争の破壊的な影響と現状に関する懸念を伝えた」としました。
イランのホシュルー国連大使もこの安保理の会議で、「国連はイエメンで犠牲となっている子供の将来に関して政治的な圧力により沈黙している」と非難しました。
さらに、「国連がイエメンでのサウジアラビアの侵略連合軍の犯罪に関する専門家の報告を無視していることは、犠牲となっている子供に対する裏切りだ」としました。
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