9.11への元駐米サウジアラビア大使の関与が明らかに
8月 07, 2016 17:28 Asia/Tokyo
アメリカのテレビ局が、2001年のアメリカ同時多発テロ事件の実行犯と、元駐アメリカ・サウジアラビア大使のつながりを明らかにしました。
CNNのインターネットサイトは、6日土曜、9.11へのサウジアラビアの関与に関して報道し、「アメリカは、事件から半年後にアルカイダの上級幹部アブ・ズベイダを逮捕した後、懸念すべき事実を知ることになった。それは、この幹部が、バンダル・ビン・スルタン駐アメリカ・サウジアラビア大使の会社に電話をかけた痕跡を示すものだった」としました。
この報道はさらに、「このスルタン元大使とアルカイダの間接的なつながりは、機密文書に盛り込まれた新たな情報のうちのひとつだった」と伝えています。
スルタン氏は、1983年から2005年まで、アメリカ駐在サウジアラビア大使を務め、後にサウジアラビアの情報機関の長官に任命されました。
少し前には、9.11から数ヶ月後に作成されたアメリカ議会の調査グループに関する28ページの報告が発表されました。
この報告では、アメリカにいたハイジャック犯の一部は、サウジアラビア政府とつながりのある可能性のある人物から支援を受けていたとされています。
この事件の19人のハイジャック犯のうち、15人がサウジアラビア国籍でした。
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