中国が、韓国へのTHAADミサイルシステムの配備に反対
9月 04, 2016 19:46 Asia/Tokyo
中国の習近平国家主席が、韓国へのアメリカのTHAADミサイルシステムの配備に反対するとともに、アメリカに対し、中国の戦略的な安全保障面での利益を尊重するよう求めました。
中国・新華社通信によりますと、習近平国家主席は、「中国は、朝鮮半島の核兵器の廃絶と、この地域の平和と安定の維持、さらに協議による問題の解決を支持する」と語りました。
習国家主席は3日土曜、G20・20カ国首脳会議の開催地である中国・杭州でアメリカのオバマ大統領と会談した際、このように表明しました。
また、全ての関係国に対し、地域の緊張を高める可能性のある全ての行動を控え、状況が正しい軌道に乗るために、集団的な努力を行うよう求めました。
さらに、「中国は、アメリカによる韓国の防衛ミサイルシステムの配備に反対する」と述べています。
アメリカと韓国は今年の7月8日、北朝鮮のミサイルの脅威に対抗するため、2017年末までに韓国にミサイルシステムTHAADを配備することを明らかにしました。
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