東南アジア諸国で、ジカウイルスが蔓延
9月 06, 2016 19:41 Asia/Tokyo
シンガポールが、同国内で16人がジカウイルスに感染したことを明らかにし、このウイルスの蔓延について警告を発しました。
イルナー通信によりますと、シンガポールの保健省と環境保護機関は共同声明の中で、近日中にジカウイルスの感染者がさらに増加する可能性について警告しています。
この2つの機関の報告では、国内での感染者を含めた今回の16人が加わったことで、感染者の総数が258名に達したとされています。
シンガポール政府は、ジカウイルスを媒介する蚊を制御するため、国内各地で殺虫剤を散布しています。
シンガポールの政府関係者は、家庭内でジカウイルスやデング熱ウイルスを媒介する蚊を発見した場合、700ドルの罰金を科すとしています。
さらに、オーストラリアを含む数カ国が、妊婦に対しシンガポールへの渡航を禁じました。
また、フィリピンも5日月曜、同国内で初めてのジカウイルスへの感染者が出たとしています。
一方、マレーシアでジカウイルスに感染したとされる、初の感染者の男性が死亡しています。
タグ