中国、他国への干渉をやめるようアメリカに警告                              
(last modified Fri, 09 Sep 2016 08:57:37 GMT )
9月 09, 2016 17:57 Asia/Tokyo
  • 中国、他国への干渉をやめるようアメリカに警告                              

中国が、他国への干渉をやめるよう、アメリカに警告しました。                     

アメリカのオバマ大統領は、ラオスで開催されたASEAN東南アジア諸国連合との首脳会議で、中国を批判し、中国とフィリピンの領有権の対立に関する仲裁裁判所の判決は強制的なものであり、中国はそれに従うべきだと語りました。

イルナー通信によりますと、中国外務省は声明を発表し、オバマ大統領に対し、アメリカには関係のない南シナ海の問題に干渉しないよう警告しました。

この声明では、「中国は、南シナ海における、アメリカやこの地域外の国の軍事駐留に強く反対する」とされています。

これ以前にも、中国は日本に対し、南シナ海の問題に干渉すべきではないと警告していましたが、安倍総理大臣は、ASEAN首脳会議でアメリカに同調し、この地域の最近の状況について深刻な懸念を示しました。

ハーグの仲裁裁判所は、以前、南シナ海における中国の領有権と権益の主張に対するフィリピンの提訴に関して、フィリピンに有利な判決を下し、中国がそれに怒りを示していました。

中国は歴史問題を根拠に、南シナ海の大部分の領有権と権益を主張していますが、フィリピンは、中国がこの地域でのフィリピンの主権を侵害していると主張しています。

中国は、南シナ海の全域、フィリピンやその他の東南アジア諸国の沿岸に近い地域までの領有権を主張しています。

東シナ海と南シナ海の領有権を巡って、中国は日本やフィリピン、ベトナムと対立しており、アメリカはその中で、中国と対立している国を支持しています。