北朝鮮がＴＨＡＡＤの配備について警告

北朝鮮が、アメリカのＴＨＡＡＤミサイルシステムの韓国配備は、アメリカと韓国の北朝鮮に対する先制核攻撃のようなものだとしました。

イルナー通信によりますと、北朝鮮政府は２１日水曜、もしアメリカがＴＨＡＡＤを韓国に配備するのであれば、このミサイルシステムは北朝鮮による物理的攻撃の最優先の標的の１つとなるとしました。

北朝鮮はまた、危機の創出と韓国のＴＨＡＡＤ配備は、世界全体におけるアメリカの覇権主義的な政策の一部だと強調しました。

さらに、韓国の人々に対して、韓国に対するアメリカの支配と、朝鮮半島における戦争の勃発を避けるために、ＴＨＡＡＤの配備に反対するよう求めました。

北朝鮮は最近、繰り返し、朝鮮半島における緊張の最大の要因は、アメリカの敵対政策と、朝鮮半島におけるアメリカ軍の駐留だと警告を発しています。

中国の李克強首相も２１日夜、アメリカのオバマ大統領と、ニューヨークの国連総会の傍らで会談し、ＴＨＡＡＤの韓国配備に反対しました。

李首相はまた、「このアメリカの行動は地域の安全を危機に直面させるだけでなく、朝鮮半島の緊張を高める要因となる」と強調しました。

韓国とアメリカは８月、ＴＨＡＡＤを２０１７年までに、韓国・ソウルから南３００キロの地点に配備すると発表しました。