中国が南シナ海問題でシンガポールに中立的立場を求める
9月 29, 2016 19:47 Asia/Tokyo
中国がシンガポールに対して、南シナ海とそれに関する対立に関して、中立の立場をとるよう求めました。
イルナー通信によりますと、中国外務省は29日木曜、声明を発し、「シンガポールはASEAN東南アジア諸国連合のほかの国と同じように、南シナ海問題の解決に関する合意を守るべきだ」としました。
中国外務省はまた、シンガポールは中立に、公正に問題に対応し、アメリカ軍が南シナ海に駐留する下地を作り出すべきではないとしました。
さらに、シンガポールは南シナ海における対立の問題を非同盟諸国の声明の中に含めようとしており、この行動は二国間関係を損なうとしました。
南シナ海の重要な水路は、運輸に関して毎年5兆ドル相当の貨物の輸送経路となっています。
中国はこの水路の90%の領有権を主張していますが、ベトナムやフィリピン、マレーシア、ブルネイや台湾とこの領有権をめぐり対立しています。
中国に次いで、フィリピンがこの海域の(主な)領有権を主張しており、これにより中国を国際仲裁裁判所に訴え、勝訴しました。
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