西側の思想家が考える預言者ムハンマド(9)
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ロシアの小説家、トルストイは、預言者ムハンマドに関する本を執筆しました。
(last modified 2025-10-27T01:35:03+00:00 )
10月 26, 2016 14:54 Asia/Tokyo
  • 西側の思想家が考える預言者ムハンマド(9)

ロシアの小説家、トルストイは、預言者ムハンマドに関する本を執筆しました。

トルストイはこの本の中で、預言者を、権力主義や好ましくない性質で非難する人々を否定し、彼は偉大な人物だったと賞賛しています。この本の中では、イスラムとその預言者の偉大さに関するトルストイの見解を示す、複数の書簡が紹介されています。

キリスト教徒の女性、エレーナは、トルストイに送った書簡の中で、次のように記しています。

「私は子供を深く愛する母親であり、あなたのためにこの手紙を書きながら、涙を流しています。私は少しずつ理性を失っていくようで、あなたに手紙を書くしかないと思いました。私には2人の息子がいますが、ひとりは大学生で、もう一人は将校です。2人ともキリスト教徒ですが、自分の宗教を捨て、イスラムを受け入れ、イスラム教徒を助けるべきだと考えています。私に何ができるでしょうか?この問題を解決できるのは、あなたしかいません。あなたの知識や忠告によって、私の気持ちを静めてください」

トルストイは、この母親に対し、次のように返信しています。

「人間は、万物の霊長として、驚くべき内なる能力により、尊敬されるとともに、自分の人生の道を選択する資格がある。そのため、啓示宗教は、人間の尊厳を守ろうと声をひとつにし、逸脱に反対し、適した解決策を提示している。様々な宗教は、共通の道徳的、精神的な原則により、人間の価値観や貴重な導きを有している。その中でも、どの宗教が他よりも包括的で、逸脱を免れているだろうか?」

トルストイは、自身の書簡の中で、イスラム教を賞賛し、この宗教は、人間を栄誉の頂点へと導き、正しく生きる道を示しているとしています。

トルストイの返信には、次のようにあります。

「あなたの子供たちは、この神の思想の道に貢献しており、私は心から彼らに賛同し、彼らに祝辞を送りたい。今、この手紙をあなたのために書いているのは一人のキリスト教徒である。私は長い間、キリストの教えに親しんできたが、イスラムとムハンマドの教えは、一見して分かるように、キリスト教よりも完全で価値のあるものである。イスラム教の表面的な特徴は、キリスト教とは比べるべくもない。イスラムとキリスト教のどちらかを選び、それに基づいて神を崇拝する可能性が与えられるとすれば、何よりもまず、複数の神を同時に崇拝することは不可能であること、このような多神教信仰は、さまざまな宗教の基本的な教えに反していることを考えるべきである。三位一体を教義とするキリスト教に対し、イスラム教では、唯一の神が崇拝されている。この点だけでも、イスラムがキリスト教よりも優れていることの根拠になるだろう。とはいえ、十分な知性と理性を兼ね備えている人物であれば、必ず、他でもない、イスラムを選択するだろう。イスラム教の重要な人物の筆頭には預言者ムハンマドがいる。その教えの中には、すべての聖なる宗教の教えの基本が含まれ、キリスト教の多くの真理にも近いものである」