フィリピン大統領が、西側諸国の好戦主義を批判
11月 20, 2016 19:14 Asia/Tokyo
フィリピンのドゥテルテ大統領が、ロシアのプーチン大統領と会談し、「西側諸国は、世界各地で戦火を煽っており、イラクはこうした図々しい行動の犠牲国の1つに過ぎない」と語りました。
イルナー通信によりますと、ドゥテルテ大統領は、ペルーの首都リマで行われているAPECアジア太平洋経済協力首脳会議の傍ら、プーチン大統領と会談し、「現代において、西側諸国は自らの利益を確保するためだけに、ずうずうしくも他国に対し戦争を起こしている」と述べています。
また、ベトナムやアフガニスタン、イラクに対するアメリカの戦争に触れ、「フィリピン政府はアメリカの圧力をものともせずに、国益を保持するための政策を続行する」と強調しました。
一方、プーチン大統領もロシアとフィリピンの国交樹立から40年が経過していることに触れ、「これまでに、我々は両国間の信頼の強化や協力の全面的な拡大のために多くの活動を行ってきているが、この流れは今後も継続される」としています。
ロシア大統領府報道局の報告によりますと、この会談で両者は様々な分野での二国間協力や地域・国際問題について協議したということです。