アルジェリア・エネルギー相、「OPECの合意で原油価格が上昇」
11月 27, 2016 20:52 Asia/Tokyo
アルジェリアのブテルファ・エネルギー大臣が、「OPEC・石油輸出国機構加盟国の石油の減産に向けた合意により、原油価格は1バレルあたり55ドル以上になるだろう」と語りました。
イランの石油・エネルギー関連の通信社、シャナ通信によりますと、ブテルファ大臣はテヘランで行われたイランのザンゲネ大臣との共同記者会見で、「もしOPEC加盟国がウィーンの次期会合で合意を締結すれば、来年の石油価格は1バレルあたり50ドルから55ドルに上昇し、年末には60ドルに達するだろう」と語りました。
ブテルファ大臣はまた、「ザンゲネ大臣との会談では、OPEC加盟国の110万バレルの減産に関するアルジェリア政府の提案が示された」と述べました。
さらに、石油価格の下落を止める必要性を強調し、「石油価格の下落は世界経済に損害をもたらす。このため、次期OPEC会合は石油市場を現在の危機から救い出すために重要だ」と語りました。
この報道によりますと、26日土曜に行われたこの会談で、ザンゲネ大臣とブテルファ大臣は、来週にオーストリア・ウィーンで行われるOPEC次期会合のプロセスについて検討したということです。
OPEC加盟国は、アルジェリアで行われた9月28日の緊急会合で、生産枠を日量3250万バレルに固定することを決定しました。
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