韓国の大統領候補が、THAAD配備に反対
12月 31, 2016 17:04 Asia/Tokyo
韓国の大統領候補が、同国のアメリカのミサイル迎撃システムTHAADの配備に反対を表明しました。
イルナー通信によりますと、韓国次期大統領選の有力候補の1人とされる京畿道城南市のイ・ジェミョン市長が、30日金曜、「THAADは北朝鮮の脅威を抑制するための適切な手段ではない」としました。
さらに、「アメリカは北東アジアでのミサイルシステムの拡大の戦略を完成させようとしており、この行為は安全を確保するのではなく、韓国を問題に直面させるだろう」と述べました。
また、「中国はTHAAD配備に反対している。なぜならこのシステムのレーダーは中国の領土を範囲に含み、中国を危険にさらすからだ」と語りました。
こうした中、韓国の ファン・ギョアン 首相は最近、2017年5月までにTHAADを配備することを求めました。
同首相は、「この問題に反対すべきではない。なぜなら北朝鮮の脅威は増しているからだ」としています。
アメリカと韓国は2016年7月、韓国首都の南東部におけるTHAADの配備について複数の会議を開き、合意に達しました。
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