アメリカでのトランプ氏に対する抗議デモの拡大
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アメリカでは、トランプ氏の大統領就任宣誓式の実施を間近に控え、人種差別反対を叫ぶ活動家が同国の首都ワシントンで抗議運動を立ち上げました。
(last modified 2025-10-27T01:35:03+00:00 )
1月 15, 2017 14:37 Asia/Tokyo
  • アメリカでのトランプ氏に対する抗議デモの拡大

アメリカでは、トランプ氏の大統領就任宣誓式の実施を間近に控え、人種差別反対を叫ぶ活動家が同国の首都ワシントンで抗議運動を立ち上げました。

 

抗議者は、「我らは戦いの場を明け渡さない」というスローガンを掲げ、今後もアメリカのトランプ次期大統領に対する抗議を続行すると強調しました。こうした抗議行動は、現職のオバマ大統領からトランプ氏に大統領の権限が移行する今月20日まで継続されると予想されています。

一般的に、アメリカの大統領は在任中に反対派による様々な抗議運動に直面しています。しかし、トランプ氏は就任前からすでにこのような事態に瀕しているのです。

 

選挙運動中のトランプ氏のスローガンや見解表明の一部は、アメリカの様々な階層の人々の間に大規模な懸念を引き起こしました。アメリカの公民権や人種間の平等を訴える活動家は、トランプ氏の在任中にアメリカにおける人種間の平等をはじめとする公民権運動の成果の一部が危険に陥ることを、強く懸念しています。

トランプ氏は、アメリカ国民の大多数の間では、外国人排斥主義者として知られており、メキシコ人を犯罪者と呼んでいる人物です。また、トランプ氏がこの数ヶ月間に過激派や人種差別主義から公然とした支持を受けたことも、こうした懸念に追い討ちをかけています。こうした中、トランプ内閣は女性がほとんど存在しない、白人のみの内閣として認知されることになります。トランプ氏が指名している閣僚のうち、黒人はわずか1人だけであるのに対し、ジョージ・W・ブッシュ政権時代には国家安全保障担当大統領補佐官や、国務長官などの重要なポストまでもが黒人にゆだねられていました。さらにオバマ政権時代には、アメリカ史上初めて黒人大統領が誕生したほか、最高検察といった重要なポストに黒人が就いていたのです。もっとも、反トランプ運動はここ数日、さらに人種差別以外の問題にも言及しています。

 

一部の労働者も、トランプ政権の計画を懸念しています。トランプ氏は、最低賃金のベースアップに強く反対しており、また富裕層に対する増税にも反対しています。アメリカの労働者団体は、トランプ氏の就任式に反トランプデモを実施すると宣言しています。

アメリカ問題に詳しいIRIB国際放送アボルファトフ解説員の見解では、こうした一連の動きから、トランプ氏は様々な抗議運動に直面する中で大統領としての公務を開始することになると予測されています。こうした状況は、アメリカの次期政権の機能に暗い影を落とすのみならず、アメリカの次期大統領としてのトランプ氏の適正や資格に対する疑惑を引き起こしかねないのです。